認知症検査
Dementia物忘れについて
もの忘れには、『加齢によるもの忘れ』と『病的なもの忘れ』があります。病的なもの忘れは早期発見と適切な治療が重要です。病的な物忘れの中には手術で著明に改善するものもあります。
いわゆる加齢によるもの忘れか『病的なもの忘れ』であるかを見分けるために、問診、スクリーニングテスト(長谷川式、MMSE)や、 MRIによる脳の画像診断, 認知症解析(VSRAD)を行います。これらの検査に基づき、治療方針(内服治療や手術)を決めます。手術治療の検討が必要な場合は提携病院をご紹介いたします。
病的な物忘れをきたす疾患は以下のものが知られています。病型によって治療方針が異なります。
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
- 血管性認知症
- 前頭側頭葉型認知症
- 特発性正常圧水頭症
- し銀顆粒性認知症
- 不安神経症、うつ病
物忘れ外来受診をお勧めする症状
【 記憶があいまい 】
- お金や財布など大切なものが見つからない、盗まれたと思い込む
- 同じことを何度も言ったりする
- 約束を忘れる
- 人や物の名前が出てこない
- 財布など、物を置き忘れる
- 今までできた事が出来なくなった
- 他人の前では取り繕う
- 病院の処方薬の飲み忘れが多くなった。飲んでいない薬が山の様になっている
【やる気がでない・元気がない】
- 今まで好きだったものに興味がなくなる
- 身だしなみを気にしなくなる
- 動作がゆっくりになった
- 小刻みに歩く様になった
- しっかりしている時とそうでない時の差が激しい
- 尿失禁がある
【時間や場所がわからなくなる】
- 駐車場などで自分の車の場所がわからなくなる
- 日時がわからなくなる
【性格の変化】
- 怒りっぽくなった
- ひどく疑うようになった
- 甘いものが好きになった
- 決まった時間に決まった事をしないと気が済まない
- 思考が遅く返答がゆっくりになった
- そこにいない人や動物がいると言う様になった